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YAMAHA

YZF-R125

​水冷単気筒4ストローク

​15PS

全長:2015mm 全幅:660mm 全高:970mm 軸距:1355mm

138kg

​¥439.000

小排気量のYZFシリーズはR25の人気もあって定着した感があるが、R25が発売される6年も前から小排気量YZFは話題だった。

今でこそNinja125、CBR125R、GSXR125なんていうラインナップが存在するけど、250ありきの弟分的なラインナップだったから、当時125スポーツを真正面からつくっていたのはYAMAHAだけだったと思う。

125のフルカウルというとその当時はアプリリアRS125 MY07とかデルビGPR125、マイナーなモデルではCAGIVA MITO125なんかがよく比較対象としてあげられていた。

国産のフルカウルの125なんてラインナップはほぼ壊滅的な状態だった(昔の2stは除く)。

国産とはいっても製造組み立ては欧州フランスだから、完全に外車扱いだったんだけどね。

欧州は免許制度や125モータースポーツが盛んというのもあって、YZFシリーズの125が出ることは特段驚くことではなかったのかもしれないが、日本では結構話題になった。

ただ値段と排気量のバランスが明らかにあってないから敬遠されがちで、話題の割に実際に乗ってる人を目にする機会は滅多になかった。

125スポーツっていうジャンルがそこまで定着してなかったから、125に40万も払ってられっか!ていうのが素直なユーザーの反応だったんだろうね。

自分はひねくれものだから、「これはいいぞ」と思っていたんだけど・・・

売れ行きが怪しかったのか、メーカー希望小売価格から大分安くなった新車をウィンドジャマーズで購入したのは営業さんの腕が良かったからかもしれない。

125ccの今後を占うかのごとく、展望と将来性を事細かに説明し話すこと1時間あまり、もう契約せずに帰るなんて選択肢はすっかり消え失せていた。

​その時に横並びでデルビGPR125が展示されていて結構悩んだ記憶がある。

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スラッと上に伸びるテールカウルからグッとせりあがったタンクのラインが美しい。

無駄にボリュームを持たせたセパレートサイドカウルがお金のかけ方を物語っている。

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タンクを縦に貫く黒のライン。

 

タンクの素材が樹脂製だからできる素晴らしい存在感とデザイン感。

 

デジタルメーターと同居したアナログの回転数指示器がいかにもスーパースポーツっぽい。

125だからといって乗車姿勢を甘くすることはなく、兄貴分のR6、R1と変わらない前傾姿勢で街乗りでの快適性はほぼ皆無と言っていい。

シート高も820mmって・・・GSX-R1000より高いからね・・・・。

車格は初代のNinja250とほぼ同じ感じでむしろ大きく感じるくらい。

タイヤのサイズも130で同じだった。

エキゾーストは小排気量で単気筒だからまんま”新聞配達”なんだけど、単気筒とは思えない高回転仕様で上まで回すと結構気持ちのいい音が響いた。

15PSだけど最高速は130km/h近くまで出て、車の流れに乗れないことはなかった。

この車格でピンクナンバーだから、スポーツ系のバイクに乗っているだけで「イキっている」と勘違いしている頭のおかしい乗用車(車しか乗ったことが無いであろう)によく煽られた。

横に並んでいる時はおとなしいのに、後ろについてピンクナンバーであることが分かったとたん変貌するやからがいるから面白い。

バイクなんて煽っても次の信号ですり抜けできるんだからかないっこないのに、それにもまして免許区分で煽ってくるとは実にしょうもない人間性であるとしかいいようがない。

だからそういうのがいたら徹底的に嫌がらせするんだけどね。

こっちはピンクナンバーですからスピードは出ませんっ、出そうなデザインですが出ませんっ、といったこころいきで40km/hでトロトロ走るのが一番効果的でしょ。

にしても”煽られる確率の高いバイク”だった印象はぬぐえない。

このバイク、とあるラーメン屋の駐車場に停めていた時に車に当てられて倒されちゃったのね。

3人家族だったんだけど、運転していた親父より娘さんのほうが対応が良く謝っていた。

「すみません、よさそうなバイクなのに、ほんとどうしたらいいか・・・」

なんていって健気に謝罪の気持ちが言葉に現れていたんだよね。

なぜ接触したのかその親父に聞いてみたところ帰ってきた言葉が  「見えなかった」。

もう娘さんいなかったらぶん殴ってたよね。

てめぇ・・・赤いバイク見えないってどんな色盲してんだ、ってはなしだけど、ここは保険屋の見積もりで返してやろうと思い黙っていた。

このじじぃにフルカウル車を10:0で倒すとどうなるかを教え込まなければならない、痛む心に鞭を打って、交通安全意識を高く持ってほしいという健全な気持でバイク屋に見積もり出してもらいましたよね。

新車からまだそんなに距離走っていなかったから、毛の生えたような傷も全部見積もりに入れてやりましたよ、心は痛んだんですがね。

そして出た見積もり結果が180.000円。

これでじじぃも自分の行いを反省し、「見えなかった」などという交通違反定番の釈明弁も言わなくなるだろう。

倒された時の傷は微々たる傷だったから修理はせずに、現金で損害賠償金として受けとり、次の買い替え資金として貯蓄しておいたことは黙っておこう。

10:0だと保険屋もつけ入るスキがないから大人しくこちらの見積もりを飲み込むしかない。

何かあればバイク屋に言ってくれと言っとけば修理なんてする必要はない。

微々たる傷をそんな金額で修理しても意味ないし、現金でもらったほうがいいでしょ。

あくまでも自分のケースですが。

​そんな経緯もあって半年も乗らずに売却してしまったんだけど、売れた時の値段と保険金あわせたら新車で買った時と同じ値段だったから、ほぼタダで乗り回していたバイクだった。

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