パチンコ全盛期なんていうと世代によっても差が出てきたりするんだろうけど、平成生まれの人間からすると丁度80%継続の機種が定番化してきたあたりが全盛かななんて思うんですね。
最近は法律の改定でパチンコの確率や継続率も大きく変わってしまったから、まだメーカーが試行錯誤して面白い台を模索してた時代が一番面白い台が多かった気がする。
例えばSanseiの初代牙狼だったり、京楽のキン肉マンだったり、ニューギンの花の慶次だったり、サミーの北斗の拳だったり。
今でも当時の人気にあやかってメーカーの核的な機種ではあると思うんだけど。
だからちょうど2008年~2010年あたり。
その前にも似たような機種はあるにはあったけど、新鮮味とかゲーム性という面では物足りない部分が多かった気がする。
最近は羽根モノタイプが盛り返してきて、各社羽根モノ台をここぞとばかりに作ってるけど、実際にホールにいっても客が座ってるのを目にすることはほとんどない。
多分初打ちで満足しちゃって、長続きしないのかななんて思うんだけど。
ホントに球の動きを純粋に楽しめるという面で天龍あたりが火付け役になったことは記憶に新しいんだけど、蒼穹のファフナー2とか、出来レース的な球の動きになっちゃうともう面白さなんて半減しちゃって打つ気にもなれなくなってしまう。
個人的にパチンコにはギャンブル性というより“笑い”を求めていたから、スペックとかそういうのは無頓着なところが多かった。
だからメジャーな機種より、なんでこれパチンコにしたんだろうっていう謎台ばかり偏向して打ってた気がする。
豊丸産業の台なんか非常に好物で、江頭2:50分とかは非常に気に入っていた。
あとはタイヨーエレックの火曜サスペンス劇場とか、高尾の稲川淳二とか、ニューギンのG1レーサーとか、竹屋のミスタービーンとか、SanseiのBARONとか・・・・餃子の王将、ホー助ミニ、タコラッシュ・・・・書ききれないくらいあるな笑
RUSHシリーズはほとんど触った気がする。
まず人気台のシマなんて目もくれず、バラエティコーナーに直行して片っ端から不人気台とか変態・謎台ばかり打ってる。
最近の台ってほんとメジャーなアニメばっか題材になっちゃって打つ気が失せるのはそんな偏った台ばかり打ってたからなんだろうな・・・
そんでそういう台(珍台)を求めて色々なホールを回ることが多くなってくると、そういう古い台とか珍台が沢山そろってるホールに行くのは自然な流れなわけね。
そうすると否が応でも立川ミナミにたどり着く。
まずいいところが、海物語以外シマ作ってないんですよあそこ。
だから基本的には端から端まで全部バラエティ台で重複が無い。
こんなホールそうそうないんだけど、それにもまして意地のように古い台置き続けてるのがいい。
P-Worldなんかで全国のホールの機種の設置台数とか見れるんだけど、全国で設置が二桁の台とか平気でまだ置いてあったりするし、そういう台が集中してる。
だからカニ歩きして隣の台移りながら楽しむってのはミナミあるあるだったと思う。(自分だけかな・・・?)
京楽のアヴァンギャルドなんて最近まで置いてるのミナミだけだったんじゃないかな・・・・
まぁ兎に角バラエティ好きにはたまらないホールだったわけですよ、えぇえぇ。
てかもうそういう印象が強いホールってのは結構周知されてたはずだし、実際来てる人もそういうのを求めて来てた人が多かったはず・・・
ミナミの会員カード。
普通会員カードって台の横に刺して貯玉を台に直接排出できるんだけど、ミナミは貸出機に箱を持って行って借りに行く昔ながらの元祖スタイル。(確か国立のパチンコ富士もそうだった。)
最近はほとんどパチンコを触っていなかったんだけど、ふらっと立川の南口を通ったらミナミ閉店のお知らせというか、遠目からすでに昭和の派手ないでたちのミナミの外観がなくなっていたから、「あぁ、閉店しちゃったかなぁ」なんて思って行って見ると案の定閉店のお知らせがあったからがっかりしてしまったんだよね。
あの昭和の外観といい、バラエティの並びといい、景品の少なさといい、ブラウン管テレビのモニターが並ぶスタッフルームといい、ホールに入った瞬間一気にタイムリープできてしまうような空間が凄く気に入っていたんだけど。
国立のパチンコ富士も、小金井のデルコも閉店して、残された砦がどんどん減ってしまっていたからミナミだけは残ってくれと思いつつも時代の流れというのは残酷なもので、最後の砦だったミナミも失ってしまった。
メーカーがホールをダメにして、法律がメーカーをダメにするこの悪循環の膿が閉店という形で出てきてしまったような気がしてならないんですね。
ミナミの閉店と共にもうパチンコは打たないのかなぁなんてしみじみと思う今日この頃です・・・・。
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