以前2019/3/27に書いたブログのファーストクラッチ分の卵が無事に孵化しました。
朝起きて様子を見ると卵の殻から頭だけ出ている状態だったのですぐに撮影しました。
卵の大きさも大きくなっていて、前年度と同じくらいの期間が経過していたのでもうそろそろハッチするだろうと思っていた矢先でした。
しっかりと目も開いてなかなか丈夫そうな個体。
撮影後5分もしないうちに殻から抜けだしたのですぐに別容器に移し替えました。
親譲りの綺麗なハイポタンジェリンになる気配。
ベビーから2か月前後は急な動きや手の動きに敏感で、動き自体も素早いので驚かせないよう注意が必要です。
驚かせてプラケースに衝突して手を捻挫してしまった個体も過去いました。
孵化後は何もせず丸2日程度放置し、コオロギのSSサイズのお腹の部分をなめさせながら餌付けします。
さて残りの卵たちも続々と後に続いて欲しいですね。
一部始終を動画として撮影できたのでのせておきます。
繁殖や卵の保管に関して詳しく知りたい方は3/27のブログをご覧ください。
市販の産卵床材ハッチライトの使用は個人的に推奨しません。
ハッチライトは水分量が明らかに足りません。
また保温庫等を用いて温度を一定に保ち過ぎる方法も推奨しません。
それはある程度自然環境に似た温度変化を持たせた方が孵化率が高まるというインドの大学の研究結果に由来するものです。
小型のプラケースに1cmほどキッチンペーパーを敷き詰め水びたしにし、その上から水苔を十分に濡らしたものを数センチ敷き詰めるだけです。
ハッチまで水分の補充等は一切しません。
キッチンペーパーが水分を保湿し、水苔の水分がそれをふさぐのでちょうどいい湿度を保ちます。
あとは保温のためパネルヒーターの上にそのプラケースを直にのっけておけば問題ありません。
部屋の温度等は設定不要(これが自然環境下の温度変化になる)です。
今回ハッチさせた保管方法も過去ハッチさせた保管方法も変わりはありません。
胚の形成や、発生にともなう異常が無ければ問題なくハッチします。
プラケースが水滴で曇るくらいの水分量で問題ありません。
これらはあくまでもわたしの個人的見解であり、自己流の繁殖方法なのでご参考程度に聞き流していただいて構いません。
ハッチライトで失敗したという情報を多く見聞きしますので、そういう方がいましたら参考になるのではと思っています。
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