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執筆者の写真籠師会

CREEのLED素子と遠方照射系最強ライトACEBEAM L16について。



釣りに使用するライトは明るいに越したことは無い。


様々な状況下で照射角度を変更できるズーミング機能を備えたライトの方が重宝できるのだが、本格的なラインナップになると短距離・中距離・長距離と、用途に的を絞った特性のものしか選択肢が無くなってしまうのが痛いところだ。


そんな中で“遠距離/遠方照射系”のライトというのは、なんていうか用途とかそういうものじゃなくて、男のロマン的な要素が強いと思うのね。


ThruNiteのTNとかACEBEAMのK70なんて持ち運びに大変不便だけどド遠距離照射向けのラインナップもあるにはあるけど、そういうのは釣りには向かない。





そりゃ明るいだろうけど、18650×4仕様だとやはり重い・・・でかいし・・・


18650バッテリーの“シングル”使用でいかに遠距離照射できるかが、目下の課題であったわけでして。




その前に老舗LED屋CREEのLED素子の性能比較について少し。


一般的に「最強」と謳われているハンディライトのLED素子を見て見ると実に曖昧なものが多い気がする。

本当に「最強」と言えるものはどれなのか簡単に判断する時にCREEにおけるLEDのピンコードとモデル番号を参照すると実に分かりやすい。


上から順にルーメン数の低い順になっている。


以下LEDのピンコードとモデル番号である。


各モデルにバリエーションが存在するが一般的に知られているものを抜粋している。


数値はルーメン数のおおよその比較数値だ。



XR-E R2 349

XP-C Q4 390

XP-G R5 515

XM-L T6 U2 1040 一般的に明るいと言われる普及品に使用されている

XM-L2 U2 U3 1052 現在多く出回っている「最強」をうたうLEDは大体これだと思う

XP-L 1150

XHP35 1712 ここからは別格

XHP50 2546

XHP70 4022 現段階の最強LED



こうしてみると最新のXHP素子は一般的に知名度のあるXM-L2に比べかなりの差があることが分かる。

またXM-L2とXP-Lはさほど性能差はないが、XP-LとXHP35では大きな性能差がみられる。

つまりXHP35以降のLEDを搭載したLEDライトは一般的には最強と言える明るさを誇る。

ルーメン数にしてXHP70はXM-L2の3.5倍近くの性能を誇ることを考えるとまさに化け物と言っていい。


消費電力や、その他の要素の兼ね合いもあるから一概には言えないが。

XHP70は18650仕様ではなく26650仕様のラインナップになってしまうから、XHP35でシングル18650バッテリーを使用できるモデルこそ現段階では真の最強LEDライトと言っていい。


縛りが多いな・・・・




以上を考慮すれば、XHP35以降を搭載した遠距離照射系ライトで18650シングル仕様のラインナップは大体二つに絞られる。


いやもっとあるにはあるけど、クオリティや安定性を考慮するとKLARUS XT12GT、ACEBEAM L16に絞られる。


仕様は両モデルとも全く同じ。


だからこの二つで迷ってる人は変態(光モノオタク)だと思う。


KLARUSはXT11をすでに使っていたし、海外YouTubeの比較なんかも参考にして結局ACEBEAM L16を選んだんだけどね・・・





中国製だが定価が2万近くするから決して安いライトではない。


パッケージデザインが以前のダンボールっぽい感じから新しくなっている。





~製品仕様抜粋~


使用電圧:3V〜6V 最大実行時間:500時間 最大ビーム距離:603メートル ピークビーム強度:90800cd 耐水性:1.2メートル 防水IPX8標準、2M サイズ:155mm(長さ)x40mm(頭部直径)x25.4mm(本体直径) 重量:128gバッテリーなし 航空機グレードのアルミニウムボディ構造 プレミアムタイプIII硬質アルマイト耐磨耗仕上げ 反射防止コーティングを施した超透明ガラス 戦術と緊急時の使用のためのストロボモード 最大光出力のための滑らかなリフレクター 強固なグリップのための戦術的ローレット加工 合理化されたボディデザイン 高性能で高性能な回路基板設計により、最大の形状と長時間の動作が可能です 軍隊、法執行機関、自衛隊、狩猟、探索&救助、アウトドア活動のために特別に設計されています ユーザーの安全のためのインテリジェント温度制御光出力




う~ん、完全にタクティカルライトですなこれは。


長押しで調光モード切替、ダブル押しでターボ、トリプル押しでストロボ。


ACEBEAMの質感は非常に上質で、安物にありがちな艶っぽさがなく、落ち着いたマットな味付けで所有欲はフラッシュライト界でも随一。


付属していた18650バッテリーは3100mAh 20Aで高出力向け。


手持ちのKEEPPOWER 3500mAh 6.2A 写真右では動作が安定せず使用できなかった。





KEEPPOWERだと写真左、高出力向けの3120mAh 15Aは問題なく使用可能だった。


KEEPPOWERは安定感もあるし、保護回路もしっかりしているから本当に重宝できる。


まがい物のUltraFireは要注意ですよ。





安物についてきたUltraFireバッテリー。


4mmほど長さに差があるのは保護回路の有無。


10800mAhなんてそもそも存在しません。





実際に照射テストすると、遠方照射固定の飛ばし系なのでスポットが直線的にビームのように飛んでいく。


完全なスポットではなくて周辺光も多少出ているが、公称値600mの到達距離とXHP35の飛びは伊達ではなく、シングル仕様でここまで飛べば何も言うことはあるまい。





中心光は明るすぎて反射光でもとても直視に耐えうるものでは無い。


KLARUSと比べるとより白みの強い光だ。


YouTubeの比較で見ると飛びもXT12GTより若干強いらしい。


手に収まる個体からここまでの性能が得られれば、もう「最強」といってしまっていいだろう。


個人的には照射角を調整できるズーム機能があれば満点だったのだが、ここは男のロマンを求めた結果として十分な妥協点と言ってよいだろう。


よくある大きさのフラッシュライトで兎に角、兎に角、遠くに光を飛ばしたいんだ!という変態さんはこちらを選んでおけば間違いない。







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