top of page
2018_12_15_IMG_4352.JPG

道糸やハリスが釣果を大きく左右することがある。

​偶然的なものなのかどうかは定かではないが、糸の号数の変化ではなく明らかに糸の種類の変化だったことは紛れもない事実だ。

直接魚が触れるハリスにだけ注目されがちだが、道糸の選択は釣りの行為そのものに影響を与えるものでリールや竿と言った主要な道具の選択と同じくらいの重要度があると言える。

道糸は恐らく様々なものを使用してきた人であるならば、自分に合ったメーカーとモデルが定着しているのではないだろうか。

買いに行くたびに選びなおしてというより、それを目的に買いに行く人のほうが多いと思う。

ハリスのように釣行やターゲット別に頻繁に交換するものではないから馴染みの深いものを使う傾向が強くなるのは言うまでもないだろう。

​さてわたしが馴染み深く使用している道糸は今も昔も特に変化はない。

2018_12_15_IMG_4353.JPG

サンヨーナイロン株式会社から出ているAPPLOUDシリーズのGT-R ULTRA。

APPLOUDシリーズはあのバス釣り界で有名な村田基プロデュースであり、「メーカーが思惑で作ったラインは使わない。なぜならば、釣り人と一体になり、様々な条件にマッチしていかなければならない」というコンセプトのもとつくられている。

もうほんとGT-Rっていうと日産GT-Rなんだけど、まさか釣りの世界にもGT-Rがあるとはね・・・

自分が使用しているのはナイロン22lb/ポンド、6号相当、離島だと7号か8号を使用する。

ガイドの絡みや遠投性から自分はPEは使用せずナイロンを使用する。

バス用だから道糸のカラーは湖の水面と似せたカモフラカラー。

600m巻で驚きの¥6.300だから、使い捨ての道糸ごときにそんな高いライン使ってられっかっていうお叱りを受けそうな気がするけどまずは使ってみるべし。

もう箱出しで30cmくらいライン出しただけで分かる、うわっ!!巻癖な~い。

出しても出しても全然クセが無い。

クセが無いからウキのスイベルがスースー動く。

一般的に売られているよくあるナイロンラインだと10cmくらい出しただけでクルッてクセが出てくるんだけど、GT-Rはどこまでいっても無い。

もうこの時点で驚きなんだけど、実際にリールに巻いても効果が変わらないのが凄い。

あと何が凄いって、仕掛けを投げる前にリール巻くときに竿先から全然音がしないこと。

たまにバックラなんかで緊急用に他のメーカーの遠投カゴ釣り用ラインとか使うこともあるんだけど、巻くと少なからずトップガイドとラインが擦れてビビビビ・・・とかギリギリ・・・っていう音がするんだけどGT-Rの場合は本当に無音。

仕掛けを何の抵抗も無くスーッと巻き上げてる感触。

道糸って人にもよるから分からないけど、自分は4回の釣行毎くらいで大体巻きなおすことが多い。

カゴ釣りはカゴから餌を出すのにしゃくったりするし、両軸だとカゴの着水毎にかならずサミングするから似かよった個所で道糸の劣化が起きやすいんだけど、GT-Rはかなり劣化に強いし、効果の持続時間が長い。

色々なラインを使ってきたけどこれを上回るラインは未だに存在しないから(値段を上回るものも存在しないんだけどね・・・・)自分は基本的にこのライン一択で使用している。

ハリスはどうしても釣行毎ごとの使い捨てになっちゃうから、コスパがいいものを選ぶのが吉なんだけども、だからといって船用ハリスを選択することはおススメしない。

基本的にハリスは道糸6号とのバランスを考えて3.5号を使用することが多く、離島などでは4号を使用する。

遠投カゴ釣りは釣れる魚の魚種が多いのでスレや強度に強いフロロカーボンが使用されることが多い。

​バリエーションが豊かでどのメーカーも魅力的なラインナップを数多く販売しているのだが、自分が総合的に判断して好んで使用しているのは以下のものだ。

2018_12_15_IMG_4354.JPG
2018_12_15_IMG_4355.JPG

クレハ合繊株式会社のシーガーエース、そしてSUNLINEのトルネード松田スペシャル競技ブラックストリーム。

シーガーは堤防用、トルネードは磯用に使用している。

シーガーはグランドマックスFXなんていう3.5号なのに4号相当の結束強度持った強~いハリスがあるんだけど値段も高~い。

釣行頻度が多い私にとって値段も手ごろで十分な性能をもったコスパ抜群のシーガーエースは実にありがたい。

トルネードは磯用とは言っているが、自分のホームである伊豆大島の地磯用で何が食ってくるか分からない大物用でグレなんかに的を絞っている時によく使う。

カモフラカラーっていうのがまた釣果アップを期待させるでしょ。

ハリスの硬さは柔らかすぎず硬すぎず、自分は若干ソフトなタイプが好みです。

遠投カゴ釣りはカゴとかウキとか複数の仕掛けを同時に投げる釣りだから、ハリスが仕掛けに絡んじゃうと全く釣りにならない。

そんなわけで絡みの軽減もかねてハードタイプを使用する人が多いんだけど、ハードだとどうしても餌の馴染みが不自然だったり、絡んでクセになるとクセが取れにくいからハリス交換になってしまうのが欠点。

​ソフトだと逆に仕掛けに絡みやすくなるから、スタンダードが一番なんだけど、自分はお気に入りのテンビンで絡みを克服できたので若干ソフトのものがちょうどいい。

bottom of page