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MADE IN CHINAという表記を見ただけで「う~む、どうかな・・・」なんて言ってわざわざ手に取った品を棚に戻す人間は未だに目にすることがある。

趣味性の高いジャンルにおいては顕著にそういった場面が多く見られる。

家電製品とかは純粋な国産品のみをもちいて作りましたなんて商品は限られているから特にこだわりは無いよって人が多いんだけど、釣具とかスポーツ用品とかホビーとかって結構そういうの気にする人が多いのね、まぁ自分もそうっちゃそうなんだけど。

釣具でもメーカー名とか気にする人って異常に多いでしょ、逆にそれだけで選んでる人だっているわけで、なんだかなぁ・・・なんて阿藤快的疑問に襲われることもしばしば。

だから中国系メーカーのホームページ行くと、これ本当に中国のメーカーなのって分からないくらい

英語とか外人でカモフラージュしてる企業が多い。

アマゾンで商品を買った後からそのメーカーが中国系企業だったってことに気づく人って意外と多いんじゃないかな。

そう考えると安心の「日本製とか国産品」とかわざわざタイトルにつける企業がいたっておかしくはないし必然的な流れではあるんだけど、逆に言えばそれって「日本製」ってのを保険にしてるだけで自社の製品に自信が無い現れなんじゃないの?と思うこともしばしばある。

そういった中でMADE IN CHINAというのを前面に押し出してるカイザーというナイフファクトリーは実に潔い感じがして好きなんですよね。

ほんとに高品質なものを中国から送り出そうという気概が見え隠れしていて。

わたしが手にしたカイザーナイフはそういう一面を垣間見ることのできる逸品だったわけです。

​KIZER Alter Ego 

 

$230=¥26.0​00円​

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全長20.7cm 刃長9.0cm 刃厚4.0mm

フレームロックタイプのフリッパーオープンで、ブレード鋼材はCPM-S35VN。

シンプルなチタンハンドルで背に滑り防止の刻みが入っている。

特徴的なのはブルーのピポットピンなのだが、これは専用工具じゃないと外せない・・・

見た目以上に軽量でオープンの操作性が良い。

ハンドルデザインの人間工学が素晴らしく、手にしてホールドしたときに何の違和感もなく手になじんでくる感覚に驚く。

大抵のナイフはホールドしたときにハンドルの角や形状で多少たりとも「クセ」を感じるのだがこのナイフはよく見るとしっかりと角が落とされていて違和感が無い。

​長時間または多量の魚を捌く際にハンドルの「クセ」というのはかなり効果的に体感として現れる。

手にしただけでカイザーの気配りやこだわりが感じられる逸品だ。

チタンのフリッパータイプはZT(ゼロトレランス)あたりとの競合が激しいのだが、実際に手にしてみてカイザーの良さを痛感してしまった。

やはり良いものは雑念にとらわれず自分に合ったものを選ぶべきなんだとつくづく思う今日この頃である。

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